アコン社長のモノ作り日記

この度、レーザー事業は新会社「株式会社パルレーザー」で
新たに事業展開していくことなりましたのでご報告申し上げます。


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株式会社パルレーザーは、これまでの株式会社アコンにおけるレーザー技術の経験と実績 を基盤に、さらにお客様に寄り添ったサービスを提供することを目指しております。「パル レーザー」という社名には、「友達(Pal)のように身近で信頼できる存在でありたい」とい う思いが込められております。


既存のお客様については、新会社でサポート継続しますので
どうぞご安心ください。

新会社のHPができ次第、再度ご案内させて頂きます。

※詳細お知りになりたい方は、こちらまでお問合せ下さい。



DXレーザーにDLL機能を開発しました!

皆さん、DLLと言ってわかりますか?

それでは簡単に「ChartGPT」に説明してもらいましょう(笑)
※ちなみにChartGPT4oです

DLLとは「Dynamic Link Library」の略で、動的リンクライブラリのことを指します。DLLは、Windowsオペレーティングシステムで使用される特別なタイプのファイルで、複数のプログラムが共通して使用するコードやデータを含んでいます。これにより、ソフトウェアの開発と管理が容易になり、以下のような利点があります。

1. **コードの再利用**: DLLに含まれるコードは複数のアプリケーションで再利用できるため、同じ機能を何度も書く必要がありません。
2. **メモリ効率**: 一度メモリにロードされたDLLは、複数のアプリケーションで共有されるため、メモリ使用量が削減されます。
3. **更新の容易さ**: アプリケーションの一部の機能を更新する場合、DLLファイルを更新するだけで済みます。アプリケーション全体を再配布する必要がありません。
4. **モジュール性**: アプリケーションの機能を独立したモジュールとして分割できるため、開発と保守がしやすくなります。

DLLは、通常、.dllという拡張子を持ち、Windowsのシステムディレクトリやアプリケーションのインストールディレクトリに配置されます。アプリケーションは実行時にこれらのDLLを動的にロードし、必要な機能を呼び出します。


う~ん、、これだけだとわかりずらいですねえ。

一言で言うと、

お客様のアプリケーションからレーザーマーカーを直接操作できる

です。

もう少し説明すると、DLLというソフトウェアの「部品」をお客様ソフトウェアに組み込むことで、「関数」を利用して文字オブジェクトを生成したり、レーザーを出したり、停止したりが簡単にできるようになります。

一般的にはお客様のアプリケーションからレーザーマーカーを制御する場合は、「通信コマンド」を利用します。

アコンのDXレーザーにも、もちろん「通信コマンド」は用意してあります。
RS232C、イーサネットから通信コマンドで操作は可能です。

ただ通信コマンドは、データの送受信処理、場合によってはチャックサムなどを作り込む必要がある、など少し「かったるい」かったりします。

この辺はプログラミングしている人ならよくご存じの事でしょう。

関数でコールできたら、それに越したことはないのです。



では具体的にどう組み込むか、ですが。

弊社で配布する「MotherDLL.dll」をパソコンにコピーします。

MotherDLL

アプリケーション内で「参照」でMotherDLL.dllを追加します。

DLLを参照設定



基本これだけです。

では使ってみましょう。


最初イニシャライズをまず行います。


初期化


clsMotherクラスを利用します。
Init関数で初期化します。

あとは色々な操作関数を記述してくだけです。

例えばオブジェクトを移動させたい場合は「Move関数」を利用します。


Move関数


例えば mother.Move(0,0,0) とします。
オブジェクト番号0、X座標0、Y座標0の意味です。

これを実行すると、指定したオブジェクトが指定した座標(0,0,)に移動します。


Move後



印字を実行したい場合は、「MoarkingStart」関数を呼びます。

マーキングスタート

引数0で通常印字、1で連続印字になります。

このようにして関数でアコンレーザーを制御することができるようになります。

独自のアプリケーションを構築したいお客様には「うってつけ」の機能になるでしょう。
中々国内メーカーでDLLまで対応しているメーカーはないと思いますが如何でしょうか。

現状のDLL仕様書を公開しておきます。
PDF Mother用DLL関数仕様書


まだ対応関数は少なめですが、今後ご要望に合わせてジャンジャンと追加していますのでお気軽にご相談下さい(大体のことは対応可能です)。

DLLを利用した「サンプルアプリケーション」も付属させますので、更に導入もし易いと思います。

↓サンプルアプリケーション画面
サンプルアプリケーション




開発の息抜きに、たまにはレーザーで遊んでみました。

使用したのは新型のDXレーザー「AL2000F-M20」、期待の新人です。

AL2000F-M20


こちらはハイクラスなモーターを搭載していますので、精度が抜群です。

今回はレーザーと相性が良い、「アルミカード」を利用しました。
アルミカードとは薄いアルミ板にアルマイト塗装がされているものです。
ファイバーレーザー、UVレーザー、CO2レーザー、どれでもOKです。
(塗装を剥離するだけなので)

ステンレスカード


アマゾンで100枚セットで2000円ぐらいです。

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オリジナルソフトのMotherを起動して、画像を取り込むだけです。
いつもの世代を感じさせるドラゴンボール、の絵をセット。

ドラゴンボール

アルミカードが黒なので、ここでは反転させた方が良いので、データを反転させます。
反転をチェックするだけです。

反転

あとは、アルミカードをセットして「印字」ボタンを押すだけ!
簡単ですね!


印字後のカードです。
想像以上に綺麗に仕上がり、自分でもびっくりでした
これはブログで紹介しておこう!と思った次第で書いています笑

完成

(動画は著作の問題もあるかもしれませんので控えておきます

写真も綺麗にできます。
女優さんの写真を選んで。。
(本当はテイラー・スウィフトが良かったですがあまりいい写真がなく)


女優

こちらも反転すると良いです。
如何でしょうか、やはりレーザーは楽しいものです。
開発している側はもっと楽しいですよ~

色々ステンレスカード

※著作権の問題があるので、個人利用程度が必要です

やっていて思ったのですが、画像をコピーして貼り付け、だけでMotherに追加されると便利そうです。メモφ(・ω・`) そのうち追加しときます!


遅くなりましたが新年あけましておめでとうございます!

生まれて初めてでしたが、大晦日を会社で過ごして年を迎えました。。

それもありようやく新型レーザーマーカーの販売にこぎ着けました。

正直ここまで来るのはめちゃくちゃに大変でした。。
ここ2年近くはずっと開発の日々でした。
アコンを起業してから遡ると12年ですか。。
なかなか好きなレーザーとは言え達成感と疲労感が同居する変な気分ではあります。

それでは新年ということもあり、アコンレーザーマーカーの軌跡を振り返ってみます。

まずは起業した当時のCO2試作機です(あ~懐かしい)。

初号機


ダサい、、 ダサすぎ。
10数年前の私に言いたい、『なぜこれをGOサインした?』と。。

さすがにデザイン性に満足できず断念。
また技術的課題も色々あり一旦電源事業に集中した時期でもあります。

2015年、2号機開発に取り掛かる。
筐体デザインを外注に発注。
2号機

2号機CAD設計


デザインには満足するものの、コストが大幅にUP。。
結局コストダウンの見通しが立たず、また電源事業が忙しいため開発中断。

それから4年が経過・・・

2019年より企業として体力が徐々に付いたことから
本格的にレーザーマーカー事業に着手。

当時と違いCO2よりファイバーレーザーが価格的にも安価になってきたことから
ファイバーレーザーマーカーの開発に切り替え。

2019年 ファイバーレーザーマーカー AL20Fシリーズ発売
    市販筐体、EZCADでコストダウンを図る。

2020年 ALMOPAシリーズ発売
    コストはあがるが印字品質重視のニーズに対応

2020年下期 ALCO2シリーズ発売
     CO2レーザーもラインナップに加える。


2019-2020年


2021年 ALUVシリーズ発売
    初のUVレーザーマーカー。まだ安価なUVレーザーがなく好評。
    新社屋も建設したのがこの時期。

2021年   3Dレーザーマーカー AL3DFシリーズ発売
    
2021年下期 ALMOPA-Sシリーズ発売
       小型のニーズに応える。

2021-2021年下期


2022年  EL200シリーズ発売
      独自筐体と生産ラインに特化したコストダウンモデルで好評。
EL200シリーズ


この間、お客様のニーズを聞きながら新型レーザーマーカーの開発を進めておりました。

そしてついに2024年、DXレーザーマーカーシリーズが発売になります。

AL2000F-M20


↑クリックすると特設サイトに


アコンという会社は、私がレーザーマーカーを作りたいと思って設立した会社です。

色々回り道をしましたが、ようやく国内生産でありながらコストも両立し
満足いく製品ができました。

またサラリーマン時代にレーザーマーカーの開発を行っていた際に
色々と技術的課題も多くありましたがクリアし製品化することができました。

IP64に対応しています。生産ラインで長期安定利用ができますので
ぜひご相談、お問い合わせを頂きたく思います。



アコンではクリーンレーザー事業にも力を入れております。

今回は北海道のオートサービス・アクティブ様に1500Wタイプをご導入頂きました。

営業より聞いたお話だと、ずいぶん前からクリーンレーザーの購入を検討されていた中で
最終的に弊社製品を選んで頂いたとの事で大変うれしいです

今回導入致しましたALSG2-1500Wは初号機に比べかなり小型化できました。

小型化



オートサービス・アクティブ様は北海道の紋別という非常に寒い地域の会社様です。


紋別


北海道・東北エリアは東海商事様が代理店窓口となって頂いておりますので
今回は東海商事様と連携して納品、サポートさせていただきました。

雪かきの重機の刃の塗装の塗り直し工程で、現状サンダーを利用しているのを
クリーンレーザーで作業の簡略化ができる!と喜んで頂きました。

塗装落とし



導入の様子はインスタレーザークリーナーHPに掲載しておりますので
ご興味ある方はぜひご覧ください。
掲載に快く同意頂いたとの事で感謝申しげます。

オートサービスアクティブ様

職人さん達のオーラを感じますね、良い写真です。

この度は誠にありがとうございます!
今後も全力でサポートさせていただきます。

本日は、東京のビッグサイトで開催されているジャパンパック展示会に弊社の新型レーザーが初お披露目されましたので見学に行ってきました。

相変わらずビッグサイトの大きさには感動しますね。
中国のスケールに引けを取らない所が嬉しく感じます。

ビッグサイト

最近提示会はコロナ明けの反動もあってか、どこも盛況のようです。


ジャパンパック

新型のUVレーザーAL2000UEが2ブース、AL2000Uが1ブース、合計3台も展示頂きました。

包装機械に取り付けられて印字も行われる実演がされていて大変気持ちがこみ上げて来ました。

サンプル印字

すごく発色が良いと大変うれしいご評価を頂きました。

ご関係企業もありますので、詳細はまだお見せできないのが残念です。
が、レーザーマーカーで国内、世界で№1企業となるため着々と弊社も順調に歩んでおります。

この辺は「ほら吹き太郎」とならないよう気を引き締めていきます


UVレーザープリンタ AL2000UEのチラシが出来ました。

A4サイズ1枚です。
クリックするとPDFでダウンロードできます。


↓↓↓↓↓↓ クリック ↓↓↓↓↓↓ 

AL2000UEチラシ



ご興味ある方は、営業までお問い合わせください。



新型のUVレーザーが2機種あり少しややこしい事になっていますが、AL2000Uもプレ販売が近くなってきました。

先日ご来社頂いたお客様にお披露目したところです。

全体2


ヘッド正面


新しいMotherソフトは、重ね書きの機能も追加しています。
ストロークフォントを2本線、3本線など指定して太く濃く印字することができます。

重ね書き


実際に包装フィルムに印字して拡大して見てみましょう。


サンプル印字

綺麗に濃く印字できています。

当然ですが2本、3本とすると印字時間が長くなりますので要求タクトにより微調整していく必要があります。

こちらの機種も先日の包装フィルム用AL2000UEと合わせてご期待下さい。

今回は食品業界、包装フィルム業界の方は必見の内容です。

本日は新型UVレーザーAL2000UEの移動マーキング評価試験を行っていました。

以前ブログでご紹介したUVレーザーの新しいモデルです。

正式リリースに向けて最終の試験に入りつつあります。



今日は難易度が高い、ワークを高速に移動させながら包装フィルムに印字のテストに入りました。


AL2000UE



包装フィルム


フィルム系はUVレーザーで印字が注目されていますが、装置サイズをコンパクトに作り上げる技術力が要求されます。

本UVレーザーAL2000UEは最大出力4Wと高出力ながらも非常にコンパクトに仕上げることができました。


またラーメンやお菓子などは毎日大量に生産させていますので、その印字タクト(印字時間)の要求を実現するのも技術力が試されるところです。

私も昔、半導体テスターの会社に在籍しており半導体のパッケージにデバイス名などをその当時はCO2レーザーで高速印字しておりましたが確かラインスピードは10m/分ぐらいだったかと思います。

しかし包装系では30m/分程度のラインスピードが求められますので、その速さで精度良く印字するのは中々の技術力が必要です。

本日はその評価試験で問題なく良好な結果となりました。

この辺は過去の経験が生かされています。


動画にまとめさせましたので、ご紹介しておきます。


エンコーダー信号の取り込みにも対応しており、テストはエンコーダーA相を取り込みながら印字をしました。

エンコーダー取り込みは多少のスピード増減ブレが発生しても安心ですね。

AL2000UEは11月頃よりプレ販売を行っていきます。

12月から開設する大阪支店でもデモできるよう進めますのでこちらもご期待ください

ファイバーの次世代モデルの開発も進んできました。

弊社が目指す製品コンセプトの方向性として、産業用に特化した安心、安全であることです。

高機能モデルはその辺を大きく意識した製品になっています。

設計した3Dモデルです。

次世代レーザー

(主な特徴)
・IP64※ヘッドのみ
・分離式
・パワーメーター搭載
・安全シャッター搭載
・独自ソフト、パソコンレス

最近筐体が出来てきて、組み立て中です。

組み立て中

本体側


IPが心配でしたが、簡易テストしたところ問題ないようです。

一安心です。最終的には検査場にて最終IP試験、ノイズ耐性試験を行います。


また大阪支店を新設すべく動き出しました。

大阪北区エリアとなりそうです。

大阪拠点

レーザーを全国展開、海外展開するための拠点です。

サンプルテストなど大阪でもできる様進めてまいります。


新型UVレーザー4Wも出来てきました。

新型UVレーザー4W


こちらもご期待ください!