お客様から炭素繊維(CFRP)での印字のお問い合わせを頂きました。
炭素繊維とはこのようなものです。

ファイバーレーザーで炭素繊維は綺麗にレーザー印字できるのでしょうか?
結論から言いますと、「場合による」です。
ご予算があればUVレーザーの方をお勧めします。
ファイバーレーザー:〇 深堀印字推奨、微細な文字、ロゴなどは不向き
UVレーザー:◎ ダメージレスで印字可能
という感じです。
UVレーザーは手が届かなく、コスパが良いファイバーレーザーで炭素繊維印字を行いたい!!という方向けに、今回は「ファイバーレーザーで炭素繊維に印字した場合」の事例をご紹介したいと思います。
まずは普通の条件設定でファイバーレーザーで印字をしてみました。
結果は・・・・

このようにファイバーレーザーだと強すぎることもあり、どうしても印字むらが出てしまいます。
また樹脂の時のように「煙」も多めに出てしまいます。
解決策としては、「深堀り印字」にしてくっきりさせるしかなさそうです。
ダメージを与えて燃焼させるイメージです。
深堀り印字は「ウォブル機能」の利用がおすすめです。
「ウォブル」とは、直線を「円状の弧を描きながら」描画することで「太線」を作り出す機能になります。

このような軌跡を描きながら線を作り出します。
描きたい円の「直径」と「ピッチ」を指定できます。
0.5mm幅の単線を描きたい場合は、
直径:0.5mm
ピッチ:0.05mm(大体直径の1/10ぐらいのピッチがお奨めです)
とします。
具体的には、ペンを選択し詳細設定ボタンを押すとパラメータ画面が出るので、そこでウォブルにチェックを入れて入力します。

それではウォブル機能で「深堀印字」した場合の動画を撮影しましたのでご紹介します。
近くで見るとこのような感じです。

深くくっきりしていて、遠目での視認性は良いですね。
ついでにマイクロスコープで拡大するとこのような感じです。

燃焼させる感じのため、焦げや荒さはある程度発生してしまいます(金属の時のような美麗さはできません)。
印字後は少し表面にチリが見受けられたので、手で擦ってチリをはたきました。
今回は30WファイバーレーザーでPOWER50%で行いました。
「切断」用途の場合は、厚みにもよりますがPOWER100%で複数回行えば切れるかもしれません。
あるいは100Wクラスもあれば十分切断可能な感じでした。
※100W以上の製品制作も可能です。
ご参考としてください!
炭素繊維とはこのようなものです。

ファイバーレーザーで炭素繊維は綺麗にレーザー印字できるのでしょうか?
結論から言いますと、「場合による」です。

ご予算があればUVレーザーの方をお勧めします。
ファイバーレーザー:〇 深堀印字推奨、微細な文字、ロゴなどは不向き
UVレーザー:◎ ダメージレスで印字可能
という感じです。
UVレーザーは手が届かなく、コスパが良いファイバーレーザーで炭素繊維印字を行いたい!!という方向けに、今回は「ファイバーレーザーで炭素繊維に印字した場合」の事例をご紹介したいと思います。
まずは普通の条件設定でファイバーレーザーで印字をしてみました。
結果は・・・・

このようにファイバーレーザーだと強すぎることもあり、どうしても印字むらが出てしまいます。
また樹脂の時のように「煙」も多めに出てしまいます。
解決策としては、「深堀り印字」にしてくっきりさせるしかなさそうです。
ダメージを与えて燃焼させるイメージです。
深堀り印字は「ウォブル機能」の利用がおすすめです。
「ウォブル」とは、直線を「円状の弧を描きながら」描画することで「太線」を作り出す機能になります。

このような軌跡を描きながら線を作り出します。
描きたい円の「直径」と「ピッチ」を指定できます。
0.5mm幅の単線を描きたい場合は、
直径:0.5mm
ピッチ:0.05mm(大体直径の1/10ぐらいのピッチがお奨めです)
とします。
具体的には、ペンを選択し詳細設定ボタンを押すとパラメータ画面が出るので、そこでウォブルにチェックを入れて入力します。

それではウォブル機能で「深堀印字」した場合の動画を撮影しましたのでご紹介します。
近くで見るとこのような感じです。

深くくっきりしていて、遠目での視認性は良いですね。
ついでにマイクロスコープで拡大するとこのような感じです。

燃焼させる感じのため、焦げや荒さはある程度発生してしまいます(金属の時のような美麗さはできません)。
印字後は少し表面にチリが見受けられたので、手で擦ってチリをはたきました。
今回は30WファイバーレーザーでPOWER50%で行いました。
「切断」用途の場合は、厚みにもよりますがPOWER100%で複数回行えば切れるかもしれません。
あるいは100Wクラスもあれば十分切断可能な感じでした。
※100W以上の製品制作も可能です。
ご参考としてください!

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