それでは今回は、出力ポートのご説明です。

その前にこちらの記事をまだ読んでいない方は、先に見ておいてください。

I/Oインターフェースを追加しました!(前編)~入門編
I/Oインターフェースを追加しました!(中編)~入力ポート編


新I/OインターフェースのDSUB25ピンのピン割り当てをもう一度確認しておきましょう。

DSUB25ピン割り当て2


出力ポートは上の表のPOUT0,1,2,3,4,5,6,7の8ポートになります。
この内、POUT0は「ガイド光のON/OFF」に内部で割り付けられているので使用できません。
またPOUT1はソフト設定でデフォルトで「マーキングエンド」信号としてあります(ソフトで変更は可能です)。

POUT1~7の7ポート

が実質任意に利用できるポートです。


ちなみに、POUT0は「ガイド光のON/OFF」に、POUT1は「マーキングエンド」の設定の確認は以下で行うことができます。

画面下の「設定」ボタンを押して

設定ボタン


ポート番号タブを選び、以下の通りそれぞれ0番と1番が選択されているのを確認して下さい。

ガイド光とマーキングエンドのポート確認

このPOUT0は、ハードウェアで決まっていますので変更しないようにしてください。
マーキングエンドはデフォルトでPOUT1の設定になっていますが、例えばPOUT2に変更などしてもかまいません。

またPOUTの回路図は以下の通りで、フォトカプラによるオープン出力です。

出力ポート回路説明


お客様側では、通常プルアップをして信号を取り込んで下さい。
※プルアップ抵抗はフォトカプラON時に1mA程度流れるような電圧、抵抗にしてください
   例) 5V場合  プルアップ抵抗4.7KΩ
      24V場合 プルアップ抵抗24KΩ  など

それでは出力ポートの利用方法の説明です。

(そもそもですが・・)
基本的にはマーキングエンド信号以外はあまり利用する機会は少ないと思います。
マーキングエンド信号はマーキングを終わったことを示す信号になるので、大部分はこの信号を取り込めば良いはずです。


まずメニューの「描画」-「出力ポート」を選択します。

OUTPUTポート出力の追加


インプットの時と同じように、オブジェクトリストの最下に「アウトプットポート」が追加されますので、出力したいPOUT番号をクリックして「適用」ボタンを押します。

OUTPUTポート出力のプロパティ

このとき、出力をHighとするかLowとするかも設定可能です。

H HIGHで出力

L LOWで出力


また出力方法を、ノーマルかパルスかも設定可能です。

ノーマル出力 ノーマル出力

パルス出力 パルス出力  ※パルス場合はHIGHの時間もms単位で設定できます



上の例の設定では、四角を描画した後にアウトプット設定があるので、四角を描画した後にPOUT2番がHIGHになります。


またインプットと同様にオブジェクトリスト内を移動して、四角描画の前に移動したりもできます。

上に移動


こうすれば、四角の描画の前にPOUT2が出力されることになります。

またアウトプットポートのプロパティの「ALL OUT MODE」にチェックを入れることで、複数の出力ポートを同時に出力することもできます。

ALL OUT MODEにチェック

↑この場合は、POUT2,3,4を同時に出力


以上が 出力ポート の使い方になります。
ご参考としてください!!